
「浴槽が古くなってきたけれど、交換するしかないのだろうか」
「退去後の原状回復費用をできるだけ抑えたい」
「入居募集を1日でも早く始めたい」
このようなお悩みをお持ちの管理会社様・賃貸オーナー様は少なくありません。実は、浴槽の状態によっては、交換をしなくても浴槽塗装による再生で、新品同様の美しさと機能性を取り戻せるケースが多くあります。
今回は、東京都内の賃貸物件にて実施した浴槽再生塗装の施工事例をご紹介します。原状回復工事・空室対策にお悩みの管理会社様・オーナー様は、ぜひ最後までご覧ください。
浴槽が劣化する原因とは
浴槽の劣化には、いくつかの共通した原因があります。専門家の視点から詳しく解説します。
- 経年劣化:素材そのものの強度や表面のツヤが年月とともに低下します。
- 皮脂汚れ・水垢の蓄積:日常使用の中で少しずつ表面に付着し、落としきれない汚れとして定着します。
- 洗剤による表面ダメージ:研磨剤入り洗剤の使用が続くと、表面の光沢が失われやすくなります。
- 細かな傷:金属たわしや硬いブラシによる洗浄で微細な傷が蓄積し、汚れが入り込みやすくなります。
- 紫外線・湿度による塗膜劣化:換気状況や日当たりによって、表面の塗膜が徐々に劣化します。
また、浴槽の素材によっても劣化の出方は異なります。
- FRP浴槽:軽量で施工しやすい反面、表面のツヤが失われやすい素材です。
- 人工大理石浴槽:高級感がありますが、経年で表面のくすみが出やすい傾向があります。
- ホーロー浴槽:耐久性は高いものの、衝撃によるチップ(欠け)や部分的なサビが発生することがあります。
このような劣化が見られる場合、「交換しかない」と思われがちですが、状態によっては塗装での再生が可能です。
浴槽交換と塗装(浴槽再生塗装)の違い

浴槽交換と浴槽塗装には、費用・工期・入居募集への影響など、さまざまな違いがあります。まずは比較表でご確認ください。
| 比較項目 | 浴槽 交換 | 浴槽 塗装 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 20〜40万円以上 | 10~20万円 |
| 工期 | 3〜5日程度 | 2~3日 |
| 耐用年数 | 製品による | 約7〜10年(使用環境・施工品質・お手入れ方法により前後) |
| 廃材 | 発生する | 基本的に発生しない |
| 入居募集への影響 | 工期が長く募集開始が遅れやすい | 短工期のため募集を早く開始しやすい |
| コストパフォーマンス | 初期費用が高くなりやすい | 費用を抑えつつ美観・機能を回復しやすい |
| 仕上がり | 新品そのもの | 新品同様の艶・美観を再現 |
このように比較すると、原状回復工事の現場では「交換」ではなく「塗装」が選ばれるケースが多いことがわかります。理由としては、①短工期で入居募集を早められる、②廃材が出ないため処分費用がかからない、③既存の浴槽本体を活かせるため費用を抑えられる、という3点が大きく影響しています。もちろん、浴槽本体に大きな破損がある場合など、交換が適しているケースもあるため、まずは現地調査でのご相談をおすすめします。
浴槽塗装とは
浴槽塗装は、既存の浴槽の上から専用塗料を施工することで、浴槽を新品同様の状態へと再生させる浴槽再生塗装工法です。特殊な塗料と丁寧な下地処理により、以下のような特長を実現します。
- 密着性:下地との密着力が高く、剥がれにくい仕上がりを実現します。
- 耐久性:日常使用における摩耗に配慮した塗膜設計です。
- 耐水性:浴室という水回り特有の環境に対応した仕様です。
- 耐薬品性:一般的な洗剤による影響を受けにくい塗膜です。
- 美観・艶感:新品浴槽のような光沢のある仕上がりになります。
- コストメリット:浴槽交換に比べて費用を抑えながら美観を回復できます。
他の浴槽再生方法と比較しても、下地処理から仕上げまで一貫した工程管理を行うことで、施工品質にこだわっている点が浴槽塗装の特長です。
浴槽塗装の耐用年数について
管理会社様・オーナー様が特に気にされるのが「どれくらい長持ちするのか」という点です。ここでは正直にお伝えします。
浴槽塗装の一般的な耐用年数の目安は約7〜10年です。ただし、これはあくまで目安であり、使用環境・施工品質・日々のお手入れ方法によって前後する点をご理解ください。
また、耐用年数は保証年数とは異なります。耐用年数は「一般的にこの程度使用できる」という目安であり、施工内容ごとに定める保証年数とは別の考え方です。この点を混同しないよう、施工前にしっかりとご説明いたします。
耐久性を左右する最も重要な要素は「下地処理」です。塗装前の洗浄・研磨・補修・脱脂といった下地処理が不十分だと、塗膜の密着性が低下し、早期の剥がれやひび割れにつながる可能性があります。適切な施工を行うことで、交換をせずに長期間にわたって浴槽を使用できるケースが多くあります。
さらに、仕上げにクリアコートを施工することで、耐摩耗性・耐汚染性・艶感が向上し、より長く美観を維持しやすくなります。
今回の施工内容
今回の現場では、以下の工程で浴槽再生塗装を実施しました。
- 洗浄:既存の汚れ・皮脂・水垢を丁寧に除去し、表面を清浄な状態にします。
- 下地処理:塗膜の密着性を高めるため、表面を整えます。
- 研磨:表面のツヤを均一に整え、塗料がのりやすい状態を作ります。
- 補修:欠けやひび割れなどがある場合は、専用の補修材で下地を整えます。
- 脱脂:塗装前に油分を完全に除去し、塗膜の密着不良を防ぎます。
- 養生:塗装しない箇所への塗料付着を防止します。
- 浴槽塗装:専用塗料を均一に施工し、浴槽表面を再生します。
- クリアコート施工:仕上げにクリアコートを重ね、艶と耐久性をさらに高めます。
それぞれの工程には明確な目的があり、特に下地処理・脱脂の丁寧さが、仕上がりと耐久性を大きく左右します。
今回はクリアコート仕上げを採用
今回の現場では、通常塗装に加えてクリアコート仕上げを採用しました。クリアコートを施工することで、以下のようなメリットがあります。
- 艶感がアップし、より高級感のある仕上がりになる
- 耐久性が向上し、傷が付きにくくなる
- 汚れが付着しにくく、清掃がしやすくなる
- 耐摩耗性が向上する
- 長期間にわたって美観を維持しやすくなる
通常塗装のみの場合と比較すると、クリアコートを重ねることで表面の保護層が一層増え、日常使用による摩耗や汚れの影響を受けにくくなる点が大きな違いです。長期入居を見据えた物件では、特におすすめしたい仕上げ方法です。
ビフォーアフター
施工前
経年による表面のくすみ、細かな傷、部分的な汚れの定着が見られ、艶が失われた状態でした。

施工後
表面全体に均一な光沢が戻り、新品のような清潔感のある浴槽へと生まれ変わりました。高級感のある艶やかな仕上がりは、内見時の印象アップにもつながります。

浴槽塗装を長持ちさせるお手入れ方法
せっかく再生した浴槽を長く美しく保つために、日常のお手入れでは以下の点にご注意ください。
- 洗浄には中性洗剤を使用する
- 柔らかいスポンジで優しく洗う
- 研磨剤入り洗剤は使用しない
- 金属たわしは使用しない
- 強い酸性・アルカリ性の薬品の使用は避ける
これらのポイントを守っていただくことで、塗膜への負担を減らし、長期間にわたって美観と機能を維持しやすくなります。
管理会社様・オーナー様が浴槽塗装を選ぶ理由
原状回復工事や空室対策において、浴槽塗装が選ばれる理由には、経営的な観点からのメリットが数多くあります。
- 空室対策:短工期で仕上がるため、空室期間を短縮できます。
- 募集力アップ:新品同様の浴槽は内見時の印象アップにつながります。
- 交換費用の削減:浴槽交換に比べて費用を抑えられます。
- 資産価値の維持:定期的な再生により、物件全体の資産価値維持に貢献します。
- 短工期:約1日で施工が完了するため、スケジュール調整がしやすくなります。
- 募集開始が早い:工期の短さがそのまま募集開始の早さにつながります。
- 原状回復費の削減:交換に比べてコストを抑えられるため、退去時のコスト管理がしやすくなります。
- ROI(費用対効果)の向上:初期費用を抑えながら物件価値を維持できます。
「交換するしかない」と諦める前に、まずは塗装による再生という選択肢をご検討ください。
株式会社くらすケアが選ばれる理由

株式会社くらすケアは、原状回復工事を専門とし、管理会社様からの施工実績を多数積み重ねてきました。選ばれる理由は以下の通りです。
- 原状回復専門:賃貸物件特有の事情を理解した施工体制です。
- 管理会社案件多数:多くの管理会社様とのお取引実績があります。
- 迅速対応:スケジュールに配慮したスピーディーな対応を心がけています。
- 丁寧な下地処理:耐久性を左右する下地処理を特に重視しています。
- 品質重視:仕上がりの美観だけでなく、長期的な品質にもこだわっています。
- 施工後まで責任対応:施工後のご相談にも丁寧に対応いたします。
よくある質問(FAQ)
Q. 浴槽は交換しないとダメですか?
A. 浴槽の状態によりますが、破損が大きくない場合は塗装による再生で十分対応できるケースが多くあります。まずは現地調査でご確認させていただきます。
Q. 浴槽塗装はどれくらい持ちますか?
A. 一般的な耐用年数の目安は約7〜10年です。使用環境・施工品質・お手入れ方法により前後します。
Q. 工期はどれくらいかかりますか?
A. 通常、約2~3日で施工が完了します。浴槽交換と比較して大幅に工期を短縮できます。
Q. 施工時の臭いはありますか?
A. 塗料特有の臭いが発生する場合があります。換気を行いながら施工いたしますので、詳細は事前にご説明いたします。
Q. 入居中でも施工できますか?
A. 物件の状況により対応可能な場合があります。まずはご相談ください。
Q. クリアコートは必要ですか?
A. 必須ではありませんが、耐久性・艶感・清掃のしやすさを高めたい場合におすすめしています。
まとめ
浴槽交換しか方法がないと思われている方も多いですが、状態によっては再生塗装で新品同様の美しさを取り戻せるケースが多くあります。
株式会社くらすケアでは、管理会社様・オーナー様向けに原状回復工事をワンストップで対応しております。
現地調査・お見積りは無料です。
浴槽再生塗装をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
